【味の組み立て編3】豆を選ぶ
どうも,まるさです.
まるさぼっちアドベントカレンダー2016の4日目です.
変なことばかり書いてないで,それっぽいことも書きたい(書くとは言ってない).
味を決めたらお豆を選ぶ
実際に買うことのできるお豆を見ながら,さらに味を具体的にしていきます.
抽出液はお豆が持つ味以外のものにはならないので,お豆を選ぶ時点で味のほとんどは決まってしまいます.
味はおおよそ地域で決まってくるので,お豆屋さんに聞きつつ使うお豆を決めます.
まるさ的な生産地と味
terroir(テロワール)は,ワインの世界で原料のぶどうを育てた土地の気候や土壌などの「環境」のことを表すような語です.
コーヒーの味も同様に,育てられた土地の気候や土壌に影響されるようです.
この手の話は専門の本とか多そうなので,ぼくの雑な基準的なものをサクッとまとめるくらいにします.
たぶんお豆屋さんの人に聞くのが一番いいです
南米:コク苦
世界最大の生産地ブラジルがある南米です.ブラジルとかコロンビアが有名ですね.
ブラジルは重いコーヒーが多い感じです.チョコケーキがあるならブラジル.
中米:さわやか高級
高品質コーヒーが多い印象があります.トレーサビリティーの高いお豆が多い.
グアテマラ・アンティグアだとかパナマだとか有名ドコロが多い感じ.
雑味がなくて,バランスのいいコーヒーが探せます.香りと酸味のコーヒーはこの辺から探しています.
アジア:いろいろある
インドネシアやイエメンがあります.
モカというと,イエメンの港の名前です.エチオピアなんかの豆も混ざっているので,「モカだからこの味」というのが分かりにくいです.
インドネシアはマンデリンという重厚で苦いお豆が有名です.苦いお豆はマンデリンのあるスマトラのあたりから探します.
アフリカ:エチオピアのお豆が好き,いろいろある
エチオピアやルワンダがあります.
コーヒーノキの発祥はエチオピアだと言われているようです.
エチオピアのイルガチェフェのお豆が好きです.独特な味香りとコクというか甘味というかのバランスが良い.
いや,どこも色々あるんですけどね.
さいごに
色々試して「あっこれだ」っていうのを探すのがまた楽しいです.
お豆を手に入れたら生産地について調べるのも楽しいです.
次回は抽出方法ついてまとめてみます.
それでは
このへんで ノ
まるさ
【味の組み立て編2】マリアージュ
どうも,まるさです.
まるさぼっちアドベントカレンダー2016の3日目です.
味を決める要素としてマリアージュを挙げてみます.
マリアージュってなんだ
mariage,フランス語で「結婚」という意味だそうです.
日本だとワインの世界でよく使われていることばで,ワインと食事が絶妙にマッチしているとき「マリアージュ」と言ったりしますね.
コーヒーでももちろんマリアージュできます.「あードーナツ食べたい」みたいな,そういうやつです.
といっても,お豆ごとに違う結婚相手がいるわけで,それをちょっぴりまとめます.
あくまで個人の感想ですが.
基本的な方針
食べ物の味や香りに対して,同系の味や香りのお豆をぶつけてあげるのがマリアージュする基本かと思っています.
軽い食べ物には軽いコーヒー,重い食べ物には重いコーヒー,というのが相性のよいことが多いような.
色々試して美味しいものを探すのもコーヒーの楽しみかと思います.想像するだけでたのしい.
たべものから見るお豆
・バナナ
定番かもしれないですが,バナナとコーヒーはおいしい.
ほどよいコクと酸味のコーヒーは,バナナとの相性が抜群です.
熱帯の植物で,火山性の土を好んで,と似たような環境で育つのにも理由があるんでしょうか.
血糖値上げつつ目が覚めてくるので朝ごはんにするのに好きな組み合わせです.
・サンドイッチ
外で食事してると「コーヒー食後で」とよく聞くのですが,食中にいただくのもよいと思います.
もちろん食べ物にもよるとおもいますが,コクと苦味を抑えてほんのり酸味のある爽やかなコーヒーがよく合います.
サンドイッチが合うようならチーズとかも食べたくなる.
お豆からみた食べ物
逆に苦いお豆からみて選ばれる食べ物ってなんでしょ.
・コクと苦味のコーヒー
やっぱり苦いなら甘い食べ物ですね.
コクのあるコーヒーなら,後に残るような甘味が良いかなあと思います.
チーズケーキとかドーナツとかいいですね.
・苦みが中心のコーヒー
逆に苦いけどコクがないのなら,後に引かない甘味が良いかもしれません.
チョコのケーキがすきです.羊羹みたいな和菓子もグッド.
えっマジ?な組み合わせ
・塩
コーヒーに塩をちょっぴり振ります.ちょっぴりです.
コーヒー産地のひとつであるエチオピアではメジャーな飲み方らしいです.
ぐうっと深みが出せて,香りを邪魔しないので,「食べ合わせなんて!」と思う人におすすめです.
・抹茶
個人的にかなり好きな組み合わせです.
濃いめのコーヒーに濃い目に抹茶を溶いたミルクをちょっと足す,みたいなのもアリですし,
抹茶アイスとホットコーヒーとかもおいしい.
コクのある苦めなコーヒーと好んで合わせています.
スタバで抹茶ティーラテにエクストラショット付けてもらうと手軽に味わえます.豆乳好きならソイミルク化もつけるといいです.
・オレンジジュース
コクが控えめな苦いコーヒーと合わせます.
オレンジそのまま食べ合わせてもいいですし,オレンジジュースで割ってもよいです.
グレープフルーツのような味になって,「おぉっ,こんなんでも合うもんだ」とか感じます.
よくわからないけどお酒が飲みたくなります.
さいごに
組み合わせの「雰囲気」みたいなものがつかめれば良いなあと思います.
最後に決めるのは好みなので・・・
次回は,決めた味の割り振りに基いて実際にお豆を選んでいきます.
それではこんかいは
このへんで ノ
まるさ
【味の組み立て編1】飲みたい味をイメージする
どうも,まるさです.
まるさぼっちアドベントカレンダー2016の2日目です.
抽出のゴールを決める
コーヒーを抽出するにあたって,最終的にどんな味になるべきなのかを考える必要があります.
誰かに飲んでもらうのか,自分で飲むのか,戴き物のお豆があるのか,...
シチュエーションはたくさんあると思いますが,抽出には「目指す先」が必要かなあとか思っています.
既にお豆がある場合は話が違ってきますが,今回は「これからお豆を買いに行く場合」を考えてみます.
お豆選びのパラメータ
いちいち細かく決めてもしょうがないので,ぼくはおおよそ次のようなパラメータで味をイメージします.
1.飲む状況
最初に,「こんな時に飲みたいな」をイメージしています.
作業中,食事中,食後,休日の朝,平日の朝,...
それぞれのシチュエーションにおいて,好みの味があるわけです.
2.酸味・コク味・苦味のバランス
状況がイメージできたら,味の具体化に入っていきます.
「この味だから美味しい」という決まりは無いはずなので,自分好みで味の割り振りをイメージします.
これだけです.
結局「お豆の持っている味」以上のものはでないので,これ以上決めてもしょうがないかなあと思います.
さらに細かい部分はお店に行って決めることになります.
さいごに
何も決めずお店に行くと悩んでしまうので,ある程度は決めていきます.
結局気が変わって現地で変えることもありますけど・・・.
さらっと書きすぎて雑に見えるけどこれからすごくなる(に違いない).
次回は食べ合わせについてまとめてみます.
それでは
このへんで ノ
まるさ
【はじめに】1杯のコーヒーを淹れたい
どうも,まるさです.
ぼっちアドベントカレンダー懲りずにやります.
今年は完走したい.
1日目です.
コーヒー1杯淹れるまでを検証していきたい
もう7年くらいコーヒーについて色々とやってきましたが,そろそろ自分の手でまとめなきゃなあという気持ちです.
フィーリングだけでやってきたこと,聞きかじっただけのことも含めて,ひとつひとつ検証していきたいなあと思っています.
というわけで,今回を含めて全24回に分けて1杯のコーヒーを抽出するまでに考えたり感じたりすることをまとめようと思います.
今回は自身にとって勉強になることが大切なので,実際に自分の手で検証しながらまとめていきます.
それでは,今回はこのへんで ノ
まるさ